
【事業承継】経営者保証は、後継者に自動で引き継がれるわけではありません。
2026年08月26日 13:57
企業型確定拠出年金・退職金・事業承継・相続の専門家 武田綾子がお届けするコラム。
金融業界20年以上の実務経験から、経営者の「知らないと損をする」お金の話をロジカルに解説。
経営者保証は株式移転のように自動継承されず金融機関との個別手続きが必要であることを指摘し、早期の対話をお勧めします。
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「株式を後継者に渡せば、会社のことはすべて引き継がれる」
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの武田綾子です。
そう考えている経営者は少なくありませんが、実は見落とされがちな点があります。
金融機関からの借入に対する経営者保証は、
株式の移転のように自動的に引き継がれるものではないということです。
保証契約は、会社と金融機関、
そして保証人個人との間で結ばれている個別の契約です。
後継者が新たに経営者保証人になるには、
金融機関との間であらためて手続きを行う必要があります。
このとき、先代の保証がそのまま残り続けてしまうケースや、
後継者が保証人になることを拒み、交渉が難航するケースも見られます。
近年は「経営者保証に関するガイドライン」が整備され、一定の条件を満たせば、
個人保証なしで融資を受けられる可能性も広がっています。
財務基盤の強化や、経営の透明性確保などの条件を整えることで、
保証を外せる余地が生まれることもあるのです。
こうした交渉には時間がかかるため、
承継のタイミングが迫ってから慌てて動くのではなく、
早い段階から金融機関と対話を始めておくことが望ましいといえます。
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