
【相続】相続が、何十年も前の話まで蒸し返すことがあるとしたら?
2026年08月29日 16:18
企業型確定拠出年金・退職金・事業承継・相続の専門家 武田綾子がお届けするコラム。
金融業界20年以上の実務経験から、経営者の「知らないと損をする」お金の話をロジカルに解説。
学費援助や介護の負担といった過去の事情が相続の場で蒸し返される実態を踏まえ、配分理由を生前に言葉で残す重要性を解説します。
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相続の話し合いは、財産をどう分けるかという「今」の問題のように見えて、
実は「過去」と深く結びついています。
「大学の学費を出してもらったのは兄だけだった」
「実家の近くに住んで、両親の介護をずっと担ってきたのは自分だ」
こうした、何十年も前、あるいは何年も続けてきた事実が、
相続の場面であらためて掘り起こされることがあります。
こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの武田綾子です。
埋もれていた感情が、一気に表面化する
普段の生活の中では意識されずに埋もれていた感情や不満が、
財産分与という具体的な場面をきっかけに、一気に表面化するのです。
過去の出来事に「正解」はない
厄介なのは、こうした過去の出来事に、明確な「正解」がないことです。
学費の援助を多く受けたことをどう評価するか、
長年の介護をどう金銭的に反映させるか。
家族それぞれの受け止め方や価値観によって、意見が食い違うのは自然なことです。
理由を言葉にして残しておく
だからこそ、相続の準備では、こうした過去の事情も含めて、
財産分与の理由をあらかじめ整理し、言葉にしておくことが重要になります。
「なぜこの配分にしたのか」を生前に説明しておくことで、
相続人同士の納得感を高めることができます。
過去の経緯も含めて、一度丁寧に整理してみませんか。
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